古着屋JAM TIMES_2024年11月号

ウール ウール×レザー レザー vol. 008 Photo/Yoshika Amino Text/Kazuki Ueda 今年6月に原宿、9月に福岡 など、オープンラッシュの続く 「古着屋JAM」。業界随一の 商品数から導き出した情報を もとに、知っておきたい古着 の基礎知識やウンチクをたっ ぷりと紹介する。第8回はカレ ッジアイテムの定番アワード ジャケットについて! 2 0 2 1 JANUARY アワードジャケット(スタジアムジャンパー) Theme 8 1950年代以降のアメリカ大学スポーツにおいて、チームの頭文字や背番号の他に、優秀成績をおさめた選手に贈られる賞(Award) をワッペンで表すことから、その数が多ければ多いほど、ある種のステータスだったアワードジャケット。日本では通称スタジャンと して親しまれ、1980年代の “渋カジブーム” 以降は、そのデザイン性の高さから、ファッションアイテムとしても確立された Award Jacket https://jamtrading.jp 年代ごとに仕様が変化。 4 スタッフの 旬コーデをSNAP! 1 年代で大きくフィッ ティングが変わるア イテムだからこそ、 パンツのボリューム 感でバランスを取る のがベター。カラー リングや施されたワ ッペンなどの主張が 強い分、コーディネ イトは抑えめに '40年代頃まではオールレザーやコットンのボタ ンタイプが主流だが、'60年代頃よりメルトンウ ールのタイプが台頭。スタジャンとしてよく見慣 れている袖がレザー製のものは'70年代頃から 上/デロングの'80s製。カデットコート風フードの裏側がフ リース地に。9790円 下/打って変わって'60s製の厚いメ ルトンウールボディ。肩の切り替えが特徴。1万2650円(古 着屋JAM堀江店☎06-6556-9603) こんなレアモデルもあった。 3 1940年代の最初期はボタンタイプが主流。'70年代には当時、高品質の合 皮として知られたナウガレザーを使用した'70sチャンピオン製なども存在。 '90年代になるとデザイン性を広告として活かしたアドものが急増した シンプルに着る? 派手に着る?? 袖先の他にも襟や裾など、摩擦のある部分にリブ 素材が多く使われるのでチェック項目も多数。革 製の袖はひび割れなども起こしやすいので注意 コンディションは要チェック。 2 ボケット裏 裏地 レザー袖 リブ 120 '40s '70s '40s '50s製サテン スタジャン '90s製 『マルコムX』 ワールドツアー '90s製 ステューシーの BURLY GEAR 商品部 マネージャー 三井政樹さん 2大ブランドのタグの変遷。 5 1940s 1950s 1960s 70s 1980s 1938年に米国ミネソタ 州ミネアポリスで設立。 創業当時よりアワードジ ャケットを作り続けてき たパイオニアとして有名 BUTWIN 1960s 1950s 1970s 80s 1980s 1990s 1856年に米国アイオワ 州で設立。現在でも MLB や NBA、NFL の プロチームを手掛ける、 キング・オブ・スタジャ ン・サプライ DeLONG この2ブランドは 間違いない! 関西 エ リ ア の 人気 古 着 チ ェ ー ン ! 製コットン ボタンスタジャン 製チャンピオ ン× ナウガライトのダブルネーム 映画『ビバリーヒル ズコップⅢ 』 スタッフ用 映画『 ライオンキング 』 公式グッズ 製オールレザーボ タンスタジャン 〜 〜

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