145 フィールドパーカの元祖となるモデル。 フードは本体シェルに直接縫い付けられ ており、フードのファーも取り外すこと はできない。このモデルのみ、右腕にポ ーチポケットが付属する M-48 (1940's) 2代目のM-51は、フィールドパーカで 唯一エポレットが採用されているので判 別が容易。初期の頃はコットン100%の 厚手の生地だが、コットン/ナイロン混 合素材の薄手のものが生産されている M-51 (1950's) エポレットが排除されたことにより、肩 に入る縦のステッチも無くなりスッキリ とした印象に。ドローコードはコットン 紐からエラスティックゴム素材のものに 変更され、フロントボタンの数も減少 M-65 (1960's) こちらも大きなディテールの差はないが、ケアラベルとコント ラクトナンバー等が表記されるサイズラベルが一枚になった。 これも年代判別するうえで分かりやすいポイントだ M-65 (1980's) 1960年代のものと大きなディテールの差はないものの、タグ に記載される名称が[PARKA, MAN'S, M-65]から[PARKA, EXTREME COLD WEATHER]と変更される M-65 (1970's) 着脱できる付属品は温度調節が容易。まずは 本体シェルを購入し、寒くなったらライナー とフードを別に探すことも可能。製造年代に よって仕様の差があるので、注意が必要。 古着屋JAM 代表 福嶋政憲さん 2007年に古着屋JAMを立ち 上げる。EC販売にも積極的 で、現在では直営店が全国 13店舗にまで拡大。昨今の 古着ブームを牽引している M-51はボディに直接印字が、M-65にはタグが付くことが多い。 これらから読み取れる情報は、モデル名はもちろん、製造年を判 別できるコントラクトナンバーなども。ぜひチェックしたい M-51 M-65 製造メーカーや年代などの差で、使用されているジッパーも様々。 有名なスコービル、タロン以外のメーカー製のものや、アルミ、 真鍮、亜鉛素材も確認されている。個体差を楽しめる タロン社製 スコービル社製 1948年に採用されたM-48、'51年に採用のM-51から系譜を継ぎ、 1965年にM-65が誕生。さらにそのM-65の中でも製造年代によ ってはディテールや名称が異なるので、注意深く確認しよう。 M-65 M-65 M-51 フード入り口部分にはワイヤーが入り、防寒性が 高い。ファーの有無やボタンの個数に注意 M-51までのライナーにはウールパイルが採用され ていた。状態が悪いものが多いので、必ず確認を 軽くて保温性の高いナイロン製のライナー。これ 一枚でアウターとして使用することも可能 何通りもの着方で 楽しめます!
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